バックZIP

こちらはColtex.の真冬用バックZIP。
バックZIPは昨年大きくアップデート。

二重構造となる背中の止水バリア、ファスナー周りの造りが良くなりました。
前作よりも暖かく、かつサクッと脱ぎやすい。

排水までの間、水が溜まる止水バリアの下半分は起毛素材。
背中のひんやり感がだいぶ軽減されます。

しかし、着脱時に伸ばすバリア上半分。
ここにはとても伸びる素材を使用。
バリア付きのバックZIP、実はこの上部が伸びないと脱ぐのが大変。
このようにパーツひとつを取っても部分によって役割が異なるため、素材もそれに合わせています。

マテリアル上位2種(ウルトラストレッチ保温、保温)にはこれが標準装備となります。
昨年に引き続き、扱いやすい一着になります。

ファスナー位置は少しだけ横にずらしています。
首の骨ラインを僅かに逸れる2cm程度。
こんなことでもフィーリングは変わってきます。
地味だがやればやっただけ良くなるのが肌に密着するスーツです。


今期は他のモデルと同様、マテリアル上位2種(ウルトラストレッチ保温、保温)はボディ&背中がメッシュスキンに。
浮力の強いトランジッション系ボードにも対応するべく、擦れにくく丈夫に進化させています。
(スーツへのダメージはパフォーマンスショートが最も低い。
ボードが沈んで力が逃げるからですね。逆にロングの方のウェットは消耗がとても早いのです)


そしてこちらも他のモデル同様、脇が丈夫になっています。
この新たな脇を搭載して2年、お客様の評価は高く手応えを感じるカッティングです。
このパネルは手首までつながる一枚構造となります。


写真はウルトラストレッチ保温。
腹や背面を覆うのは毛足の長い起毛素材ドライヒートWP。
速乾性が高く、暖かい素材です。


下半身のマテリアルは
・接合部の割れリスクが少ないウルトラストレッチ素材(ワイン色)
・暖かなブラック起毛ドライヒートWP
からご希望のカスタムが可能です。

湘南~南千葉辺りにおいては(接合部の)耐久性の面からウルトラストレッチ素材が人気です。
寒がりの方にはブラック起毛をご用意しています。
尻や股間など、膝上まではブラック起毛を使い、膝下は足を抜きやすいウルトラストレッチ素材という設定も人気です。

足首先端にはウェットブロックスキン。
海水の吸い上げを軽減するこのパーツ。
ブーツ内に溜まる海水は減ることでしょう。

足の出入りをスムースにするため、このラバーの表面は滑りやすい特殊加工。
十字にならない接合部など、強度UPには気を配っています。

バックZIPは唯一スタンダードマテリアルから展開しているモデルとなり、プライスを優先する方にもお勧め。
価格は以下の通りです。
・ウルトラストレッチ保温 / ¥76,800
・保温 / ¥70,000
・スタンダード(背面の止水バリアはオプション対応) / ¥60,000